韓国で食肉にされる運命だった10匹の子犬達が、遠く離れたアメリカで保護され幸せを掴み取る。

一人の韓国人女性によって養犬場から救出された10匹の子犬達。彼らはその後幸せを求めて海を渡り、遠く離れた国アメリカで無事に自分の居場所を見つけることが出来ました。

[2017-07-31]

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韓国では現在も食用として犬を飼育している農場(養犬場)が多く存在し、その数は17,000にも上るといわれています。そして、毎年200万匹もの犬がこの農場へと送られ、その多くが残酷な方法で屠殺されているのです。
ところが、「実際に犬を食べている」、「犬を食べたことがある」という国民の数は非常に少なく、国内でも多くの人が食犬文化の廃絶を訴えているのも事実です。

養犬場撲滅に向けて活動するナミ・キムさん

ナミ・キム(Nami Kim)と名乗る韓国人女性は、犬を"食べ物"として扱う事に強く反対しており、ある日教師を辞職してからは養犬場の撲滅に向けて活動を続けています。
彼女の主な活動内容は、養犬場を一つ一つ回り、そこで働く方々の新しい職探しを支援するというもので、その結果これまでに多くの養犬場を閉鎖へと導き、300匹を超える犬の命を救ってきたそうです。

昨年救助された10匹の子犬

こちらの写真にうつる10匹の子犬たちは、昨年の8月にキムさんによって養犬場から救い出されました。
話によると、当時子犬たちはまだ生後数か月しか経っておらず、何故その場所にいるのかも良く分かっていない様子だったといいます。

幸せを求めて海を渡ることとなった子犬たち

子犬達を保護したキムさんは、その後子犬達の住む場所を探すためにアメリカ・ミネソタ州にある「Animal Humane Society」という動物の保護施設に助けを求めました。
すると、Animal Humane Societyの方々は子犬を引き取ることを快く引き受け、すぐに子犬をアメリカへと連れてくるための手続きを進めたそうです。
Animal Humane Societyに勤めるブリーさんは、「他の国から犬を引き取るのは初めての経験だったので、子犬達をアメリカに連れてくるまでには数か月を要しました。しかし、それでも私たちは助けを必要としている子犬やキムさんを放っておくことが出来なかったのです。」と話しています。

無事アメリカへ

子犬達を韓国からアメリカへと運ぶためには膨大な資金が必要となりましたが、Animal Humane Societyはインターネット上で募金を募り、なんとか必要な資金を集めることに成功しました。
そして数か月後、準備が整うと子犬達は飛行機へと乗せられ、無事にアメリカへとたどり着くことが出来たのです。

施設へとたどり着いた子犬達

子犬達は長旅によって疲れてはいたものの、健康状態に異常は見られず、Animal Humane Societyの施設に着くと元気な姿を見せました。
施設ではそんな子犬達に「トラ」「ブリス」「ハニー」「ロージー」「タニー」「トミー」「チャーリー」「マーク」「タクソン」「レオ」という名前を付け、里親が見つかるまでの間一生懸命彼らの面倒を見ました。

その後・・・

話によると、子犬達はその後も施設ですくすくと成長し、数週間後には全員里親のもとへと旅立っていったそうです。
韓国で食肉にされる運命だった彼らは、こうして遠く離れたアメリカで家族を見つけ、幸せを掴み取ることが出来ました。
「キムさんは本当に素晴らしい女性で、まるでヒーローのような方です。私たちは今回キムさんと共に10匹の子犬達の命を救うことができ、表現できないほど嬉しい気持ちでいっぱいです。」
Animal Humane Societyのスタッフの方々はこうコメントしています。
今回救われた10匹の子犬を含め、これまで300匹以上の犬を養犬場から救ってきたキムさん。
彼女はこれからも活動を続け、いつかは韓国から養犬場を無くしたいと話しています。
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