飼い主に置き去りにされながらも、戻ってくることを信じて1か月以上その場で待ち続けた犬「ブー」のお話。

「きっといつかまたボクを迎えに来てくれるはず。」ブーは飼い主を決して疑わず、雨が降る日も強い風が吹く日もその場でじっと待ち続けました。

[2016-11-02]

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「ブー」と名付けられたこちらの犬は、これまでカナダ・デトロイトで飼い主と共に暮らしていましたが、ある日突然その飼い主によってゴミのように捨てられてしまいました。
飼い主は引っ越しをする際、使い古した家具と一緒にブーを路上に捨て、そのままどこかへ行ってしまったのです。
しかし、ブーは飼い主に捨てられたという事実を受け入れることができませんでした。
「きっといつかボクを迎えに来てくれるはず。」
ブーはそう信じ、雨が降る日も強い風が吹く日も、その場でじっと待ち続けたのです。

近所の方々

近所の方々はそんなブーを心配し、毎日彼に食べ物を与えたりしながら側で見守りました。
しかし、1週間、2週間が経過してもブーがその場を動く様子はありません。
そこで、近所の方々は「デトロイト・ドッグレスキューセンター」という動物愛護団体の施設に連絡し、助けを求めることにしました。

ディーゼルさんとの出会い

すると連絡して間もなく、デトロイト・ドッグレスキューセンターの創設者であるマイク・ディーゼルさんという方がブーの様子を見にやって来ました。
ディーゼルさんはその時初めてブーに会いましたが、飼い主を信じて待ち続ける彼の姿にとても心を痛めたそうです。
「なんとかしてブーを救ってあげたい。」
そう感じたディーゼルさんは、それ以来毎日ブーのもとへ通うようになりました。
ブーを無理やり車に乗せ、施設へ連れていくという方法をとる事も可能でしたが、ディーゼルさんはブーが自ら近づいてくるのを待ちました。
ディーゼルさんは、ブーが飼い主に捨てられたという事実を受け入れ、前に進もうとすることが大切だと考えたのです。
「私は毎日ブーに会い、優しく話しかけ続けました。そうすることで私の想いがいつかブーに伝わると信じていたのです。」
ディーゼルさんはこのように話します。

心を開いたブー

すると、ブーは日に日にディーゼルさんに心を開くようになり、ある日ついにディーゼルさんのトラックに飛び乗りました。
その瞬間、ブーはもう飼い主が戻ってこないという事を受け入れるとともに、ディーゼルさんを信頼してついて行く決意を固めたようです。
こうして、無事に保護されたブーはデトロイト・ドッグレスキューセンターの施設へ向かい、しばらくそこで暮らすこととなりました。

辛い過去を乗り越えて

ブーが信頼していた飼い主に捨てられたことで心に負った傷の深さは私たちには想像もできません。
しかし、ブーは現在、そんな悲しい過去を乗り越えようと前向きに生きています。
いつかブーの前に素敵な飼い主が現れ、そして次はその家族と共に幸せな毎日が送れるよう願わずにはいられません。
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