米オハイオ州の動物園で銃殺されたゴリラ「ハランベ」。動物園の対応を批判する声が上がる中、1人の飼育員が異議を唱えた。

「殺す必要は無かったのではないか」という声に対し、ゴリラの事を良く知る飼育員のアマンダさんは異議を唱えています。

[2016-09-01]

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今年の5月28日、アメリカ・オハイオ州のシンシナティ動物園にて、獣舎の中に男児が転落し、中に居たゴリラの「ハランベ」が銃殺されるという出来事が起こりました。
この出来事に対し、「ハランベは男の子を守りたかっただけなのではないか。」「ハランベを銃殺する必要は無かったのではないか。」という声が世界中で相次ぎましたが、別の動物園に勤め、ゴリラの事を良く知る飼育員の女性は以下のように説明し、異議を唱えています。

ニシローランドゴリラの性質

「今ではゴリラが紳士的な生き物として扱われるようになりましたが、それでもゴリラが人間をはるかに超える力を持っているという事実に変わりはありません。400ポンド(約181kg)を超える重さの雄ゴリラになると、その力は人間10人分にも匹敵します。」
「そして、雄のニシローランドゴリラには群れを守るという意識が本能的に備わっており、群れが危険にさらされていると感じれば彼らはどんなことでもする動物なのです。」

当時の状況について

「私は当時の様子を捉えた映像を何度も繰り返し確認しましたが、あの時ハランベがとっていた姿勢を見ればどんな飼育員でも男児に危険が迫っていると判断したのではないかと思います。」
「私自身、これまで何度もゴリラの獣舎に出入りしていますが、その際には必ず細心の注意を払うようにしています。ゴリラは基本的には優しい動物ですが、時には好奇心が強すぎて攻撃的になってしまう事もあるのです。」

男児を守ろうとしていたのではない

「「ハランベは男児を守ろうとしていたのではないか」という意見もありますが、私はそうは思いません。雄のゴリラは興奮すると木の枝等、何かを引きずってそのサインを出すことがありますが、ハランベも同じように男児を引きずり、上から見ていた人間を威嚇していたのです。」
「確かに、あの時ハランベには男児を傷付けるつもりが無かったかもしれませんが、だからといって男児を守ろうとしていたわけでも無いのです。」

なぜ麻酔銃を使わなかったのか

「何故麻酔銃を使わなかったのかという声も多く上がっていますが、それはゴリラの場合麻酔銃が効くまでには時間がかかる可能性があったからだと思われます。もし麻酔銃がすぐに効かず、ハランベが男児を引きずり続ければ、男児は大怪我を負っていたかもしれません。」
「それに、もし麻酔銃が効いて男児がハランベの下敷きになってしまった場合、男児が溺れてしまう可能性もあったのではないでしょうか。」

動物園を批判する方々に対して

「動物園側には、来園者の立場となり、より安全面を考慮した環境を作ることが求められますが、今回の出来事の責任を追及することは間違っていると思います。」
「それに、動物園のスタッフも皆さんと同じようにハランべの死を悲しんでいるはずです。これまで一緒に暮らしてきた美しいゴリラを失うというのは、彼らにとってどれほど辛い事だったでしょう。」
「今私たちにできること・・・それは今生きている美しくて立派な動物たちをこれからも守り続けていくことなのではないでしょうか。」
アマンダさんはこのように話し、動物園を非難する方々への理解を求めています。
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