ひざの上に乗り、大きな目でじっと見つめる小さな猫

保護されたきょうだいの中で一番小さな子猫。体は小さくても、大きな個性を持っていました。

[2021-02-10]

バージニア州アーリントンの動物レスキュー『Animal Welfare League of Arlington』が、母親のいない子猫を5匹保護しました。レスキューで里親ボランティアをするペニー・リチャーズさんは、ためらわずに子猫たちを受け入れました。

まだ生後2日目で、へその緒がついたままでした。体は小さく、常に暖かさと快適さを求めていました。ペニーさんは毛布とおもちゃをつけた抱っこひもを用意して、一日中つきっきりでミルクをあげました。

母親がいない場合、子猫たちはお互いに吸い付こうとして危険になることがあります。最初の1週間は小さな服を着せて、その習慣がなくなるようにしました。

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ピカデリー(通称ディリー)は、最初から目立っていました。きょうだいの中でも一番小さく、小食でした。ペニーさんは、なんとか十分なミルクを飲ませようと努力しました。

「ディリーがにゃあにゃあと最も騒がしかったので、いつも最初にミルクを飲ませ、他のみんなが終わった後にもう一度さらに飲ませていました」

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ディリーは、きょうだいの中で一番最後に目を開けました。初めて世界を見て、すぐに人間に引き寄せられました。

「ディリーは人を愛しています。視力が発達したときは、座って周りの人を見ていました」
とペニーさんは話します。

その小さな子猫は、すでにしっかり個性を持っていました。

「起きているときは騒がしく、寝るときはいつも変な格好をしていました。羊のぬいぐるみに寄り添いながら眠ることもよくありました」

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ディリーは、遠慮せずにいろいろな意見をにゃあにゃあと述べました。体は小柄ですが、それを埋め合わせられるだけの強烈な個性を持っています。

生後3週間になり、子猫たちは歩き回り始めました。そして、ゆっくりと取っ組み合いをするようにもなりました。

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大きくなって元気になるにつれて、ディリーの生意気な態度も最高潮に達しました。羽根のついたボールのおもちゃをディリーが最初に使い、プレイペンの中でボールを追いかけ回していました。

狂ったように遊んだ後は、里親のママのところに駆け寄ってひざの上でお昼寝します。

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「抱っこが好きで、のどを鳴らしながらひざの上によじ登ってきました。」
とペニーさん。

ディリーは毎日、ペニーさんのひざを占領しました。そして、大きな目をぱっちり開けて見つめてきます。

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9週間後、ディリーやっぱりまだ一番小さい子でしたが、だいぶ成長しました。

遊ぶのが大好きなやんちゃなタビーは、家じゅうでいたずらけをたくらみ、絶えずトラブルを求めていました。

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充電が必要になったときは、暖かいひざの上に移動して体を丸めてひとやすみ。

「いつも寝言を言い、時々目を開けたまま寝ています。ディリーは思いっきり楽しんでいました。当初から、その小さな体に大きな個性を持っていました」

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お昼寝から目が覚めると、ディリーはただ座ってペニーさんをじっと見つめます。

「大胆で声高で、とても愉快な子ですが、優しい一面も持っています。いつもひざの上に乗ってきて、私に寄り添って寝るのが大好きでした。」

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「ディリーは絶えずのどを鳴らし、名前を呼ぶとすぐに駆け寄ってきました」
とペニーさんは言います。

やがて子猫たちが十分に成長したとき、みんなすぐに新しい飼い主が決まりました。

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新しい家へ引っ越したディリーは、家に住むお姉ちゃん猫・ロナンと仲良くなりました。

ディリーはロナンのしっぽで遊んだり、後ろをついて行ったりします。何をするにもお姉ちゃんのまねをしようとしています。

取っ組み合いをしたり、眠ったり、窓際で並んで景色を眺めたりします。

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新しい飼い主は、
「ディリーは生後5か月で体重が5.3ポンドになりました。一日中走り回ったり、お姉ちゃん猫にくっついたり、加湿器を見たりして過ごしています。

ヘッドボードに登ったり、私と寄り添うのが好きです。おどけた行動でいつも私を笑わせてくれます。」
と書いています。

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