PTSDに苦しんでいた退役軍人を癒す元保護犬

死と背中合わせの爆破物処理の任務を長年に渡り従事したダミアンさん。退役後はPTSDに苦しんでいた彼を癒したのは、元保護犬でした。

[2020-12-28]

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退役軍人のダミアンさんは、アメリカ海軍で爆発物兵器廃棄技術者として従事しました。2001年9月11日のテロを受けて自ら志願したと言います。そして、アフガニスタンに3回派遣され、無事に帰還したダミアンさんですが、たくさんの傷も負ったのです。

長年に渡って、経験した死と背中合わせの爆破物処理の任務は、彼のの精神に大きな影響を及ぼしました。そして多くの軍隊経験者が絶望感を感じたように、ダミアンさんもPTSD、鬱病、外傷性脳損傷などを抱えています。
「うまく適応していても、家庭生活は悪化した」と語るダミアンさん。コロンビア大学で学士課程を取り組む中、そのプレッシャーと一人で耐えられることができないことに気がついたと言います。

そのとき、彼はサービス犬を探すことにしたのです。
ダミアンさんの友人のひとりがサービス犬を飼うようになってから、よく眠れるようになったそうです。ダミアンさん自身も、よく眠れないことが一番の悩みだったと言います。

色々な団体を探して見つけたのが、「K9s For Warriors」でした。同団体のサービス犬は、軍隊経験者にぴったりなだけでなく、保護犬でもあったと話すダミアンさん。
そして、フロリダにある退役軍人を手助けする犬を訓練している同団体に連絡を取ったダミアンさん。そして、団体は、ダミアンさんにシャイという保護犬を紹介したのです。

初対面でシャイは、前足をダミアンさんの体に置いて、おでこ同士をくっつけてきたそう。そしてダミアンさんとシャイはすぐに絆を築いたのです。
「元保護犬だという事実が、自分もシャイを助けているように感じた」と語るダミアンさん。その後、ニューヨークの自宅にシャイを連れて行く前、カルフォルニアで3週間ほど訓練をしたダミアンさんとシャイ。

シャイと出会う前は、誰とも関らずにずっとアパートに篭っていたかったダミアンさん。でもシャイといることで、少しずつ社会に関わっていっているそうです。
そして2020年5月にコロンビア大学を卒業してすぐ、団体への恩返しをする方法を見つけたダミアンさん。彼は、「K9s For Warriors」でトレーナーを務めることになったのです。

他の助けを必要としている退役軍人の為に、保護犬を訓練する役割を担うことになったダミアンさん。
最後にダミアンさんは、「犬は癒しだ。訓練で変わっていく保護犬の姿や、彼らの新しいスタートを見るのはとても嬉しい」と語りました。

お互いに痛みが分かるからこそ、お互いがパートナーにとって大きな力になっているのでしょうね。
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