ペットで人生が豊かに。長寿の愛猫が虹の橋を渡った時、おばあさんが私達に放った言葉

[2020-04-03]

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私が動物病院に勤めだしたのは、今から6年前。
その時から、患者さんにキジの猫ちゃんがいました。当時の年齢は15歳、既に長生きの猫ちゃんでした。

おばあさん猫にしては体重が8キロもある大きな体でしたが、具合が悪いわけでもなく、健康的に暮らしていました。
Photo by Erik-Jan Leusink on Unsplash
そのキジの猫ちゃんは、90歳前後のおばあさんの飼い猫で、普段のワクチンや診察はお孫さんが連れてきていました。

家の中で暮らす猫ちゃんなので、感染症の心配もありませんし、月に一度はお風呂に入れてもらっているので、ノミもいません。
しかし、2週間に一度の診察をかかさずされていました。
15年も生きていると、やはり何処かは調子が悪くなって来るものです。
定期的な血液検査で腎臓の数値が悪くなって来ることは、猫ちゃんには珍しいことではありません。
そのキジの猫ちゃんも、17歳になった時点で腎臓が急激に悪くなってしまいました。

薬を処方することになり、ご飯も病院で扱っている療法食に変えることになりました。
腎臓を悪くすると便秘がちにもなりますので、その度にお孫さんが病院に猫ちゃんを連れてきていました。

そのかいがあってか、薬と食べ物以外は生活が変わることもなく、猫ちゃんは20歳になっていました。
ある日、お孫さんとおばあさんが2人揃って来院されました。

菓子折りを先生に渡し、
「先生、私はとても楽しくて幸せでした。本当に本当に楽しかった。ありがとうございます。」
そう言って、深くお辞儀をされていました。

あの子が亡くなったんだと、スタッフ全員が察知しました。

おばあさんは、悲しい顔を一切せず、終始穏やかな表情でいらっしゃったのが、とても印象深かったのを覚えています。
20歳という高齢の猫あれば、飼い主としては多少は覚悟をしていたのでしょう。

お孫さんの話によると、朝起きたら、おばあさんのお布団の中で亡くなっていたとのこと。
お葬式を終えてから、病院へご挨拶に来て下さったのです。
猫の一生に寄り添ったおばあさんに、病院として寄り添えたことがとても嬉しく、心が温まる様な気持ちになりました。

大きなキジ猫を見る度、おばあさんの愛情に応えようと長生きした猫ちゃんのことを思い出します。

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