盲目で耳が聞こえない猫を救った夫婦

ある夫婦が見つけた野良猫は目が見えず、耳も聞こえなかった。そして姿を見せなくなり再び姿を見せた時、その野良ネコの容体は悪化していて・・・

[2018-08-26]

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トルコに住んでいるセレンさんと彼女の夫は動物が大好きで、よく彼らの近所にいる野良猫たちに餌をあげたりしていた二人。助けを必要としている野良猫は他にいないか探したり、野良猫の新しい家族を見つけたりしていた。

そして2015年、いつもの近所を歩いていた二人は今ままで見たことのない、盲目で耳の聞こえない猫を見つけたのだ。
雪の中を歩いていたその猫はぎこちなく他の猫や車をよけながら食べ物を探していた。その猫に近づこうとするも、すぐに気が付いて逃げてしまうその野良猫。

初めて見た時からその野良猫を救ってあげたいと強く思った二人。でもその猫を探して見つけては、逃げられてしまうの繰り返しだった。
そのうちその野良猫は見かけなくなり、セレンさんたちはどうしたのだろうかと心配していたという。だが野良猫を見かけなくなって数か月後の4月、二人は再びその野良猫と再会する。

そして残念ながら、野良猫の健康状態は悪化していた。食べ物や水、そしてなにより車などからどうやって生き残れたのか、足も骨折し、野良猫にはもう逃げる余力も残っていなかった。
セレンさんたちはすぐにその野良猫を保護し、ごはんを与えてすぐに動物病院に連れて行った。ヨダと名付けたその猫を救うため、出来るかぎりのことを尽くした獣医とセレンさんたち。

複数の病院の力を借り片方の目を摘出し、やっと身体的な回復の目途が立ってきたが、精神的な回復には時間がかかった。ずっと路上生活で警戒しながら生きてきたヨダは、セレンさんの家が安全で、彼のことを傷つける存在はいないということを理解するまで時間を要したのだ。
最初はゆっくりと歩き、他の猫が攻撃しないか怯えて警戒している様子だったヨダ。他のセレンさんの猫たちもヨダを恐れていたという。他の猫たちは、どうしてヨダは出会い頭でお互いがぶつかりそうになっても向きを変えないヨダを理解出来なかったのだろう。

だが、オビという猫がヨダは目が見えず、耳が聞こえないだけだと気が付ついた。それからヨダはオビのかげで、リラックスするようになった。ヨダがセレンさんの家に来て、一年たった時だった。
今ではヨダはセレンさん一家のボスだ。家の中を自由に歩き回り、日々を楽しんでいる。ヨダとオビはいつも一緒に遊んでいるという。

ヨダに分かるようにオビが前足でヨダにちょんと触れば、遊びの合図になることをオビはちゃんと理解いるのだ。セレンさんも、側にいるときはヨダのことを触れて知らせる。そうすれば、なにかほしい時、ヨダは振り向いてセレンさんに前足でちょんちょんと教えてくれる。
目が見えなくて、耳が聞こえなくても、ヨダは自身に満ちていて、自立している。何か欠けてしまったとはまるで思っていないようだ。好きなときに、好きなことを出来るということをヨダは証明して見せたのだ。

路上生活で命の危機に瀕していいたヨダは今、安全で温かい家族の元で幸せに暮らしている。不自由なことを忘れるくらい、明るいところを見せてくれるヨダ、これからも幸せにね♪
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