犬が繰り返し吐く原因は?

[2017-07-16]

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ワンちゃんの「吐く」という行動は、一緒に暮らしていると特に珍しいことではないですよね。その多くは生理現象で、嘔吐のほかにおかしな様子がなければ特に心配はいりません。

そうは言っても、普段吐かない愛犬が突然吐くと驚き不安になってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、犬が繰り返し吐く原因をお伝えします。

愛犬が嘔吐した時の状態や嘔吐物の色や臭いは、体調の変化を判断する上で大切な材料です。嘔吐物の色や状態によって原因や飼い主さんがとるべき行動も変わってきます。慌てて片づけるのではなく、落ち着いて観察するよう心がけてくださいね。

まだ吐いたことがないという場合でも、いつか吐いてしまうことがあるかもしれません。いざという時しっかり対応できるように、いくつかのパターンを頭に入れて対策を考えておくと安心です。

飼い主さんの焦りは愛犬にも伝わってしまいます。ぜひ、この記事を参考に慌てずに対処してください。

犬が吐く原因は?

そもそも犬のように四足歩行で体が横を向いている動物は、胃や腸などの内臓もすべて横を向いています。その特徴から、人よりも吐きやすい傾向があるのです。

原因を推測するために重要なのは嘔吐物の色や状態です。どのようなものを吐いたかによってはその後の対処法も変わってきます。

犬の嘔吐という行動には「吐き出し」「嘔吐」「嚥下困難」の3種類あります。

「吐き出し」は勢いよくゲポッと爆発するように吐きます。嘔吐物は消化されていない状態で吐き出されます。

消化されていないということは、口から食べた食べ物が胃や腸まで届いていない証拠です。つまりのどや食道までしか食べ物が運ばれず、戻ってきてしまったことが原因です。

ご飯を勢いよく食べ過ぎたり、ドライフードが水分を吸って膨張し起こることもあります。

「嘔吐」はご飯を食べようとしなくなり、下を向いて吐くことが多いです。胃や腸から吐いているので、嘔吐物は消化された状態です。

この場合は胃や腸などの消化器にトラブルを抱えていたり肝臓や腎臓の病気の可能性もあります。

「嚥下困難」は食べ物の通り道である口腔内や喉・食道にトラブルを抱えていて、飲み込むことができていない状態です。飲み込めていないので、嘔吐物は消化されていない状態です。


そして、嘔吐物の色が黄色の状態なら胆汁(胆嚢から分泌される消化液)が含まれており、白い状態なら胃液が含まれています。白で泡立っている状態であれば胃液か、唾液が含まれています。

胆汁や胃液が嘔吐物に含まれている場合は、空腹嘔吐や胆汁嘔吐症候群といった症状に分類され、お腹が空きすぎているときに起こる嘔吐が原因です。長い時間胃が空っぽな状態で、胆汁が胃へ逆流して嘔吐します。

ご飯をあげる時間やあげる回数・量が少ない可能性があるので、その辺を少し見直してみましょう。

近頃少し太ったからという理由で飼い主さんの自己判断でご飯を減らすことで起こるケースが多いです。犬も人と同じように過度なダイエットは危険なので、獣医師に相談しながら進めるようにしてください。
白く泡立った唾液の場合は胃拡張や胃捻転症候群の危険があります。胃が食べ物のカスなどで拡張してねじれてしまう症状で、そのままにしておくと命に関わる恐れのある病気です。

嘔吐物に透明もしくは黄色・白い泡や液体が含まれている場合は、これらの原因のほかに「誤飲・拾い食い・自分の抜け毛を吐き出している」ということもよくあります。

嘔吐物の中に異物がないかもしっかり確認してくださいね。異物を吐きだそうとしたり胸やけしていて、散歩中に草を食べ吐き出しを促すなどの場合もあるので吐いたときはその前後の行動もしっかり注意しておいて見てください。

もし、嘔吐物に血が混じる・下痢を伴っているときは胃潰瘍・腫瘍や犬ジステンパーウィルス感染症の可能性があります。下痢と血便の症状がある場合はパルボウィルス感染症の可能性もあります。

同じように嘔吐物に混じった血でも、特に潰瘍や腫瘍が原因であれば古くなった血が出てくることがあるので茶色や黒に近い色になります。

吐いてしまうという症状のほかにも「ゲッゲッ」と苦しそうにしたりえずいたり、吐きそうな仕草をしているのに吐かないなんてこともありますよね。

これは胃捻転症候群の症状にもありますが、実際には吐き気ではなく咳の可能性もあります。

咳だった場合は肺や気管支の病気に罹っていることがありますので、何度も繰り返すようなら動物病院へ行き獣医師の診察を受けてください。

犬が嘔吐してしまう原因はとても多く、痙攣を伴う場合は中毒症状であったり、子犬で腹部がパンパンに張っている場合は犬回虫症という寄生虫の可能性もあります。

言葉での説明だけでは診断に時間がかかってしまうこともあるので、吐いている様子や嘔吐物を動画で撮影して獣医師に見てもらう方法がオススメです。

併せて、嘔吐物を回収し持参すると獣医師も判断しやすいです。より迅速で確実な診断を得られるので、ぜひ参考にしてくださいね。

犬が繰り返し吐いたときは重大な病気にかかっている?

嘔吐や吐き出しをしても、それが一度きりで元気そうにしているなら特に問題はありません。

ですが、先ほどご紹介した胃拡張や胃捻転症候群・肝臓や腎臓の病気・ウィルス感染・胃潰瘍など、重大な病気に罹っている可能性があります。

嘔吐や吐き出しを繰り返す・食欲がない・元気ない感じがする・ぐったりしているなど普段と違う様子が見られたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

食事の後すぐに吐いても、大丈夫だろうと判断してしまう飼い主さんが多いのですが、必ずしもそうとは限りません。

例えば、フードを新しいものに切り替えたとたんに吐き出しをする場合、そのフードが体に合っていない・添加物や原材料に対するアレルギーを起こしているということもあるのです。

吐いた後の様子も大切ですが、前日や直前の様子も重要な判断材料になります。

日ごろから愛犬の行動などをよく観察して、少しの異変にもすぐに気付いてあげられるようにしたいですね。


色や内容だけでなく、臭いが重要なときもあります。ウンチのような臭いがしていたら、腸閉塞を起こしているかもしれません。

嘔吐物の臭いを嗅ぐのは少し勇気がいりますが、大切な愛犬のためなので必ず確認するようにしましょうね。

ただし、犬の感染症の中には「人獣共通感染症」といって、人にも感染してしまう病気があります。主に排泄物や嘔吐物を経由しての感染なので、直接触れたり顔を近づけて臭いを嗅ぎすぎないように注意が必要です。


嘔吐が一度だけでしばらく様子を見る場合には、半日ほど絶飲食させる必要があります。しばらく胃腸を休ませ回復したら、少しづつ水を飲ませてもう少しだけ様子を見ましょう。

水を吐く様子もなく、元気そうであれば徐々にご飯を食べさせてあげてください。この時にいきなりカリカリのドライフードを食べるのは危険ですので、ウェットフードやぬるま湯でふやかしたドライフードを少しずつ与えましょう。

犬はご飯からも水分補給をしているので、長期間絶食状態にはできません。3~4日食べないと限界だといわれていますが、2日半ほど絶食させただけでも脱水症状が現れる場合があります。

嘔吐した後もずっと食欲がないときは、「繰り返す・繰り返さない」にかかわらず早めに病院を受診することが肝心です。
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