【涙の別れ】5年間共に戦場を駆け抜けたパートナー犬の死。最期まで側に寄り添う兵士の姿に涙が止まらない。

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「彼は誰よりも優しい心を持った自慢の相棒でした。私は今でも彼の事が恋しくて仕方がありません。」
こう話すのはアメリカ空軍の一員として働くカイル・スミスさん。
彼は先日、パートナーとして様々な困難を共に乗り越えてきたジャーマンシェパードの「ボッザ」と最後のお別れをしました。

爆発物探知犬「ボッザ」

ボッザは今から5年前、爆発物探知犬としてカイルさんのパートナーに任命され、それ以来カイルさんと共にイラクやキルギス、クウェートを始めとする様々な国で活躍してきました。
「私はボッザと共に働くのが大好きでした。彼はこの仕事をする上で大切なことをたくさん教えてくれたのです。」
カイルさんは言います。
仕事のパートナーとして、そして家族として絆を深め合ってきたカイルさんとボッザ。
しかしある日、そんな彼らに悲劇が襲い掛かります。

ボッザを襲った病魔

昨年の夏、カイルさんは仕事中にボッザの異変に気が付き、彼を動物病院へ連れていきました。
すると、検査の結果ボッザはジャーマンシェパードが発症しやすいと言われている「変性性脊髄症」という病気にかかっていることが判明したのです。

変性性脊髄症とは?

「変性性脊髄症」とは、痛みを伴わずにゆっくりと麻痺が進行する脊髄の病気で、発症すればいずれ体が動かなくなり、歩くことはおろか呼吸をすることまで難しくなります。
そして、現在はこの病気に対する治療法は見つかっておらず、発症した犬は苦しむ前に安楽死させられるケースも少なくはないそうです。

苦しむボッザを前に、カイルさんが下した決断は…

日に日に症状が悪化し、ついには体を動かすことすら出来なくなったボッザ。
そんな彼の姿を見たカイルさんは心を痛め、悩んだ末にある決断をしました。
「これ以上苦しむくらいなら、安楽死させて安らかに眠らせてあげよう。」
そして数日後、ボッザはカイルさんと9人の仲間達に見守られながら、安らかに天国へと旅立っていきました。
ボッザの遺体を前に泣き崩れるカイルさん。
彼はその後もしばらくボッザの側を離れず、同僚に支えられながら涙を流し続けたそうです。
「ボッザは死ぬ間際、私に最後の笑顔を見せてくれました。しかし、私は込み上げる感情を抑えることが出来ず、彼の体の上で赤ん坊のように泣き続けたのです。」
カイルさんは言います。

「私はボッザの事を一生忘れません」

カイルさんはその後ボッザの遺体を火葬し、現在は遺灰を自宅で保管しているそうです。
そして、その遺灰の側にはこれまでの思い出が詰まった写真が飾られています。
「ボッザは誰よりも優しい心を持った自慢の相棒でした。私は今でも彼の事が恋しくて仕方がありません。」
「ボッザは11年間の人生を終え、天国へと行きました。しかし、私はこれからも彼の事を一生忘れないでしょう。」
カイルさんはこうコメントしています。
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